ワーキングメモリの強化によるあらゆるストレスの低減である。

ワーキングメモリの強化によりあらゆるストレスを低減する。

仕事中に頭を整理するには短時間の戦術瞑想である。

睡眠前や起床直後に行う比較的長時間(15分以上)の瞑想を戦略瞑想と呼び、業務中の隙間時間に行う短時間の瞑想(3分から5分、長くても10分)は戦術瞑想と呼ぶ。戦略瞑想は中長期的な視点でじっくり脳を鍛えるが、戦術瞑想では、とにかく目の前にちらかった業務を落ち着いて片付けたいとき、ワーキングメモリが圧迫されていると感じた時、眠い時、疲弊しているときなどに短時間行い、局所的な効果を期待するものである。

瞑想にはいくつも効果があるが、この戦術瞑想によりまず眠気を事前に防止することができる。以前も記載したが、15分の瞑想には2時間の睡眠と同様の効果があるという説があるため、短期間の睡眠であっても、瞑想時間以上の睡眠効果があることが予想される。よって3分~5分であっても、昼寝30分程度の効果はあるかもしれない。この説が正しければ、戦術瞑想により日中の眠気を一掃することが可能である。また、瞑想により、脳を睡眠時と同様のアイドル状態にすることで、脳の自動整理収集機能を発動させることが可能である。よって、頭の中に情報があふれた時に瞑想をすれば、無意識下に情報が整理され、瞑想後の業務が驚くほど捗る。脳内がきれいに整理されるので、ワーキングメモリーの空き容量も増えることで、追加の仕事も余裕でこなすことができるだろう。

なお、私は昼休みの最期に10分、業務中に必要に応じて3分~5分の戦術瞑想を2,3時間おきにとっているが、眠くなることはまずなく、集中力も容易に持続可能である。また、仕事疲れすることもなく、終電帰りが続いたとしても脳に疲弊感を感じることはほぼなくなった。恐るべし戦術瞑想の威力である。

※本来なら、業務中も15分程度の瞑想を行うことが理想的だが、長時間離席すると怪しまれるので、3分~5分程度に留めるのが正解である。